第4回フォーラム
世界で一番とんがった大学から、大学教育の当たり前を問い直す
ーミネルバ大学が示唆するものー
2019年10月31日(木)(土) 「ミネルバ大学が指し示す高等教育の未来」 山本 秀樹(AMS合同会社代表、Dream Project School Co-Founder & CEO、元ミネルバ大学日本連絡事務所代表) 「大学教育と高大接続の課題 ーミネルバ大学からの示唆をも踏まえー」 南風原 朝和(広尾学園中学校・高等学校長、環太平洋大学特命教授、東京大学名誉教授、元東京大学理事・副学長)
ミネルバ大学は、キャンパスを持たず世界7都市を移動しながら学ぶ全寮制、教員による一方向の講義は禁止され、授業は全てディスカッション中心のオンライン授業、その前提となる膨大な予習課題(文献読解)など、受身の講義中心の大学教育の当たり前に対するアンチテーゼと言えるでしょう。ハーバード大学やスタンフォード大学よりも人気を博す世界最難関大学などと言われたりもしますが、その教育の在り方は、決してエリートだけのためのものではなく、多様化した高等教育システム全体に対してこれまでの大学教育の常識をゆさぶる問いを投げかけていると思われます。
本フォーラムでは、元ミネルバ大学日本連絡事務所代表で、同大学に関する著書を2冊刊行し、同大学の存在を日本において知らしめる上で大きな役割を果たしてこられた山本秀樹氏から、ミネルバ大学の教育のエッセンスをご紹介いただいた後、東京大学において理事・副学長等の要職を務められたほか、教育測定学(テスト学)の専門家として大学入試・高大接続等について積極的に発言してこられた南風原朝和氏から、ミネルバ大学の在り方からどのような示唆を得るべきか考える視点を含め、日本の大学教育と高大接続の課題についてご講演いただきます。お二人のご講演を踏まえ、パネルディスカッションにおいて、フロアとともに、大学教育改革の方向性に関する議論を展開します。
ミネルバ大学が指し示す高等教育の未来
山本 秀樹(AMS合同会社代表、Dream Project School Co-Founder & CEO、元ミネルバ大学日本連絡事務所代表)
(1) ミネルバ大学とは
(2) ミネルバ大学のカリキュラム
(3) オンライン学習と実践学習
※00:38に提示された動画閲覧はこちらへ
※06:38に紹介された異文化体験の情報はの確認はこちらへ
※07:18に提示された動画閲覧はこちらへ(7都市の動画が確認できます)
※07:39に紹介されたインターンについての最新情報の確認はこちらへ
(4) 組織と広報・マーケティング
(5) 入学審査とキャリア構築支援
大学教育と高大接続の課題 ーミネルバ大学からの示唆をも踏まえー
南風原 朝和(広尾学園中学校・高等学校長、環太平洋大学特命教授、東京大学名誉教授、元東京大学理事・副学長)
(1) 高大接続とは
(2) 大学入試改革の経緯と現状
(3) 「学力の3要素」の評価について
(4) 記述式問題の導入について
(5) 英語民間試験の導入について
(6) ミネルバ大学の挑戦