名古屋大学高等教育研究センター第112回客員教授セミナー「着想と実行の乖離 -韓国の教育政策から消えた気候危機の議論-」

日付

第112回客員教授セミナー「着想と実行の乖離-韓国の教育政策から消えた気候危機の議論-」(Zoom開催)

日時:2024年2月15日(木)14:00-16:00

チェ・スンヒョン 氏(韓国 忠北大学校教育学科 准教授)

講演概要:
韓国教育省が発表した「2022年改訂カリキュラム」において、公共参加型カリキュラムとして議論されていた生態系移行教育が削除され、その代わりに環境の持続可能な発展教育が導入されました。
この結果、全国の教員養成大学における気候危機に関連する政策が行き詰まりました。
本セミナーは、2023年10月に全国
の国公立の教育大学学部長を対象とした文書である「教員養成大学改善計画(2023)」に焦点を当て、政府の気候危機に対する無関心を批判的に読み解くことを目的とします。
この計画からは、高等教育政策における矛盾を浮き彫りにするだけでなく、AI(artificial
intelligence)教育やSW(software)教育の強化を優先課題と位置づけながら、現代の課題であるエコロジカル・シチズンシップ(環境に対する市民の権利、義務、責任)の育成を顧みないことが分かります。

使用言語:英語

【本セミナーは ZOOM によるオンラインで開催します。
オンライン参加が可能であることをご確認のうえ、お一人様1アカウントにてお申し込みください。】

■オンライン参加の要件等■
マイクが利用可能で、高速なインターネットに接続されたPC等が用意できること。
発言等ができる静穏な環境で参加できること。

定員:100名(申込締切2月9日)
参加費:無料
参加方法:参加申込された方に後日お知らせします。

お申し込みと詳細はこちらをご覧ください↓
https://web.cshe.nagoya-u.ac.jp/event/35/

一覧へ戻る